e13 インド バルカラ1 ゾクチェンのトゥカル トゥゲル トゥゲー

はじめての方は「e1 タイ1 スコータイ マハタート寺 ぶよぶよとした世界」からどうぞ

「e12 インド カーニャクマリ2 インド最南端の白い処女神と三海」のつづき

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 水平線が視界いっぱいに伸びていた。

 断崖絶壁の上から見渡す海は、

どこまでも碧かった。

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 私は崖の上を北へ歩いていた。


 店や屋台がなくなり、

ヤシが林立する斜面を降りてゆく。


 遠くから、男たちのかけ声が聞こえる。

 ヤシ林の向こうに、白い砂浜が見えた。


 漁師たちが、小さな砂浜で地引き網を引いている。


よく日に焼けたごつごつした男たちが、

かわるがわる海の方へ走っていき、

網を引っ張り上げてゆく。


 風に揺れるヤシの葉の間から、

白い灯台が顔を出していた。

p141.jpg

 私は、

倒れ朽ちたヤシの木の上に座り、

その光景を眺めた。


 海側へ走った男は、

網を引きながら

少しずつ陸の方へ上がってくる。

林にぶつかると、

網を放って

また海に駆けだしていく。


 やがて、砂の上に引き上げられた魚たちは、

栓を開けたばかりの炭酸のように、

ぴちぴちと跳ね上がった。

imjjges.jpg

 私は、再び椰子の林を抜け、

崖の上に登って行った。


 広大な海に、

小さな太陽が沈んでいく。


 私は、赤い陽の光を眼球に入れ、

崖の淵に座り続けた。


 くるくると飛び散る光明の粒子の中に、

自然界には出現しえない奇妙な虹が立ち昇る。


 ゾクチェンのトゥカルという瞑想は、

太陽などの光を利用して、

心の本性の顕現である鮮やかな五色の曼荼羅を、

行者に肉眼ではっきりと見せる。


 太陽が残していった色彩が

薄い雲を染め上げていた。


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「e14 インド バルカラ2 ゾクチェン メンガーデ 口訣部 口伝部 トゥカル」につづく

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8月の阿字観講習会、月例観音供はお休みです。

9月から少人数制で瑜伽行(ヨーガ、呼吸法、瞑想)実践修行

9/12(日)舎摩他実習会 集中力をつける瞑想法です。

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