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e35 ミヤンマー バゴー1 サイカーのインド人

はじめての方は「e1 タイ1 スコータイ マハタート寺 ぶよぶよとした世界」からどうぞ

「e34 ミヤンマー 長距離夜行バス3 ドイツ人とミヤンマー人と日本人 太平洋戦争」のつづき

Dscn4237_m.jpg

 朝食の後、

一歩外に出ると

宿の前でたむろしていた

サイカー乗りたちに

たかられた。


 インドのリクシャーは

客席が自転車の後ろに付いていたが、

ミヤンマーのサイカーは客席が

自転車の横に付いている。

「サイドカー」なのだろうが、

「サイカー」と呼ばれていた。

burma.jpg

 私は歩いた。


 五人の男が、

私についてきた。


 男たちは、

サイカーに乗るように

しつこくすすめていたが、

宿から離れていくにしたがって、

一人ずつ離れていった。


 橋までついてきたのは、

インド人だけだった。

3709891-Long_neck_Karen_in_Shan_state_of_Burma-Burma.jpg

「俺の顔がこんなだから、

おまえはサイカー乗らないのだろう」

 私は、

まだ一言も

インド人に対して

言葉を発していなかったが、

インド人は

自分が悪人面だということを

ひどく気にしていた。


「インド人にだって

いい奴がいるんだ。

ルックスはインド人でも、

俺の心は、ミヤンマー人だ」


 私は、

インド人だから悪い人だとも、

ミヤンマー人だから良い人とも

思っていなかった。


 どこの民族にも、

良い人も悪い人もいるものだ。

myanmar_cyclone.jpg


 インド人は、

折り目が切れかかった

茶色く変色したノートの切れ端や、

海外から送られてきた

手紙を差し出した。


 ノートや手紙には、

彼の仕事振りと

人柄を讃歎する言葉が

並べられていた。


 その半分くらいは、

日本人が書いたものだった。

「初めは悪い人かと思ったけど……」、

「疑ってごめんなさい」

などと書かれていた。

Dscn4237_m.jpg


 インド人は、

鬼のような形相で怒鳴った。

「家には年老いた母と、

病気の妻と、

四人の子供たちが、

俺の稼ぎを待っているんだっ!」


 自転車の横に

ちょこんと取り付けられた

小さな椅子に

私は座った。

 
bago005.jpg

「e36 ミヤンマー バゴー2 シュエモォード・パゴダ 消えた仏塔」につづく

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