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e57 タイ パンガン島 世界を内包する巨大な花

はじめての方は「e1 タイ1 スコータイ マハタート寺 ぶよぶよとした世界」からどうぞ

「e56 タイ アユタヤ3 外界は、感覚器官が感受した刺激に過ぎない」のつづき

ko-tao.jpg

 その日、

私は完全な調和の中にあった。

 私は全体であり、

全体の中で歩いていた。


 海沿いの強烈日射しが、

焼けたアスファルトに

くっきりと私の輪郭を

照らし出している。


 海面の小さな波の

一つ一つが銀色に輝き、

瞬間毎に生滅を繰り返していた。


 それがずーっと、

水平線まで続いている。

 その上に広がる大空は、水色だ。

ko-tao.jpg

 タイ語で「空色(シーファー)」といえば、

それは「水色」のことである。

 タイで真っ青な空というのは見たことがない。

タイの空はいつも水色なのだ。

 だだっ広い空を眺めながら、

通りを歩いていく。

 ブロック塀の角を曲がったとき、

不意に見たことがないものが視界に飛び込んできた。

BANNA~FLOWER

 それは、その家の庭から塀を乗り越え、

大きく道にぶら下がっていた。

 三十センチくらいの長さで、赤紫だった。 

それは、全存在を凝縮して、そこにあった。

 思考は、まったく起こらなかった。

 心は、完全な静寂の中にあった。

 私は何の動機も持たず、

ただ観ていた。

Machu Picchu 32 S. trek Day 4 enormous banana flower

 後に、

私は、それがバナナの花だと知った。

 だが、その存在感は、

花という概念をはるかに凌駕していた。

 花というには、大きすぎて、

グロテスクですらあった。

 それは全世界を自身に凝縮して、

そこにあった。

 それは、

心が生み出した

自身をあざむくような

幻影ではない。

 それは全体の中にある。

 それは視界の中にある。

 花は赤紫で、

葉は緑。

 空は水色だ。

 世界の色が、世界だ。


Dsc00347 (1)

「e58 タイ ピサヌローク1 タイ仏教の僧侶が眉毛までそり落とす理由」につづく

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   瑜伽行(ヨーガ・呼吸法・瞑想)クラス

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